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しばらくするとすぐに忘れてしまうからな~

白井聡氏のfacebookでの発言を引用~~~ そもそもなんで解散されたんだっけ? 白井聡 | 京都精華大学人文学部専任講師(政治学・社会思想) 10/1(日) 23:18 はじめに 以下は、「京都新聞」9月26日夕刊に掲載された記事なのですが、その後の展開は驚天動地の有様です。そんななか、そもそもなんで解散されたのか、つい忘れられてしまいかねませんので、想い起しておきましょう。以降の展開については、別途考察を発表するつもりです。 モリカケ解散    臨時国会冒頭で衆議院が解散される。歴史上、衆議院解散と総選挙は、名前が付けられる。吉田茂によるバカヤロー解散(1953年)、小泉純一郎による郵政解散(2005年)などが名高い。今回の解散には、どんな名称がふさわしいだろうか。私は、「モリカケ解散」が圧倒的に適切であると確信する。  解散に至る経過を簡単に振り返ってみよう。今年初めから森友学園問題が国会論戦にて取り上げられ、2月17日に安倍首相自らが 「私や妻が関係していたとなれば総理大臣も国会議員も辞める」 旨を国会で述べたところから、この問題は政権の命運にかかわる大問題となった。続いて加計学園問題が浮上するに至り、またしても首相は、 「もし働き掛けて決めたならば責任を取る」 (3月13日)と国会で宣言した。これにより、第193回国会は、疑惑追及の場と化し、前川喜平文部科学前事務次官による告発と証言が出現する一方、南スーダンに派遣された自衛隊の日報破棄問題というこれまた大問題が発生し、これへの批判も高まる只中で、6月18日に閉会された。  これらを受けて、安倍政権の支持率ははっきりと下降し、7月2日の東京都議会選挙では、自民党が惨敗するに至る。支持率低下への対処として、首相は8月3日に内閣改造を実行、 「仕事人内閣」 であると称した。そして、8月後半から9月にかけて、政権にとっては「神風」とでも呼ぶべき助けが現れた。北朝鮮によるミサイル発射と核実験である。対外危機の発生は現政権への支持を上昇させるという一般法則が働き、各種世論調査は政権支持率の若干の回復を伝えた。まさにそのタイミングで、首相は解散を決定したのである。 憲法違反  強調しておかなければならないが、この間、森友学園・加計学園問題をめぐっては、 いずれも新事実が発覚し、安倍総理の関与を疑わせる根拠がますます