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1歳以下は以前からエビデンスがないからワクチンをしないと言われていたが・・・?

インフルワクチン 乳児・中学生に予防効果なし 慶応大など、4727人調査 臨床 2015年 8月31日(月) 配信 毎日新聞社 インフルワクチン:乳児・中学生に予防効果なし 慶応大など、4727人調査  インフルエンザのワクチンを接種しても、6~11カ月の乳児と13~15歳の子どもには、発症防止効果がないとの研究成果を、慶応大などの研究チームが米科学誌プロスワンに発表した。4727人の小児を対象にした世界的に例がない大規模調査で明らかになったという。   インフルエンザワクチンは、小児では生後6カ月以上の希望する人が受ける。チームは世界的なワクチンの効果を検証する方法に従い、2013年11月~14 年3月、慶応大の22関連医療機関を38度以上の発熱があって受診した6カ月~15歳のデータを分析。インフルエンザへの感染の有無とワクチン接種の有無 を調べ、「A型」「B型」など型ごとに発症防止効果を統計解析した。ワクチン接種しても感染した例が多ければワクチンの効果は低く、ワクチン接種して感染 していなかった例が多ければ効果が高くなる。  6~11カ月では、患者が最も多かったA型で発症防止効果がみられなかった。13~15歳は、A型もB型も効果がなかった。以前からワクチンの効果が低いとされるB型は全年齢で26%しか効果がないとの結果になった。  その他の年齢は、A型の発症防止効果が▽1~2歳=72%▽3~5歳=73%▽6~12歳=58%、A型の中で09年に世界的流行をしたH1N1型は▽1~2歳=67%▽3~5歳=84%▽6~12歳=90%――と一定の効果があった。  インフルエンザワクチンには重症化を防ぐ効果が期待されるが、全年齢を対象に調べた結果、重症化の可能性がA型全体で76%減り、H1N1型では90%減ることが確認された。B型は、重症化を防ぐ効果も確認されなかった。  チームが現在分析中の14~15年の調査でも、同様の結果が出ているという。チーム代表の菅谷憲夫・けいゆう病院感染制御室部長は「13~15歳という中学生の年代で効果がみられない理由は今後の検討課題だ」と話す。

やっと使えるようになりましたか?もったいない話でした。

武蔵村山市長「稼働やむなしと判断」 レベル4施設、国と合意 日経Web  2015/8/3 10:43 (2015/8/3 11:07更新)  塩崎恭久厚生労働相は3日、国立感染症研究所・村山庁舎(東京都武蔵村山市)が立地する同市の藤野勝市長と会談し、同庁舎内にあり、エボラウイル スなど危険性の高い病原体を扱う「BSL(バイオ・セーフティー・レベル)―4」の能力を持つ施設を稼働することで合意した。稼働すれば日本で初めてで、 治療法などの研究が可能になる。  厚労省によると、先進7カ国(G7)でレベル4の施設が稼働していないのは日本だけだった。近く感染症法に基づく指定手続きを取る。  会談終了後、記者会見した藤野市長は「慎重に考慮した結果、稼働やむなしと判断した」と説明。塩崎厚労相は「(施設建設から)30年以上続いた問題が解決でき、感謝している。市民の懸念があるので万全の対策を進めていきたい」と述べた。   同日の合意では、安全性を懸念する地元住民に配慮し、(1)レベル4施設の使用は感染者の生命を守るために必要な診断や治療などに関わる業務に特化する (2)積極的な情報開示や外部のチェック体制を確保する(3)将来的に同市以外の候補地も検討する――などの条件を確認した。  レベル4施設はウイルスを扱う安全基準が最も高く、稼働すれば、エボラウイルスなど危険性の高い病原体を詳細に解析したり、治療法やワクチンを開発したりすることが可能になる。  村山庁舎内には1981年にレベル4の能力を持つ施設が建設されたが、周辺住民らの反対などから稼働していない状況が続いていた。同施設はウイルスが外に漏れないよう密閉環境を整備。現在は、扱う病原体の危険性を1段階下げたレベル3施設として利用している。  厚労省によると、世界にはレベル4施設は今年3月時点で19カ国に41施設あり、住宅地に隣接するケースもある。国内のレベル4施設は理化学研究所(茨城県つくば市)にもあるが稼働しておらず、長崎大が長崎市内での新設に向け検討を進めている。

素晴らしい!

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新エボラ熱ワクチン「非常に効果的」、治験で確認 WHO 2015.08.01 Sat posted at 10:31 JST エボラウイルス=CDC提供 (CNN)  世界保健機関(WHO)は31日、新たに開発され臨床試験が行われていたエボラ出血熱ワクチンについて「非常に効果的」との評価を発表し、今後の感染拡大の予防につながる可能性があるとの認識を示した。 WHOによると、ワクチン「VSV―EBOV」の臨床試験は最近のエボラ出血熱流行で多くの死者が出ている西アフリカ3カ国の1つ、ギニアで3月か ら実施。有望な結果が出たことから今週、感染者と濃厚な接触をして発症の危険のある全ての人にワクチンの即時投与を拡大する決定がなされた。さらなる研究 が必要とされるものの、これまでの臨床試験では100%の予防効果が出たとしている。 WHOのマーガレット・チャン事務局長は同ワクチンについて、「極めて有望な進展」と指摘。ギニア政府や当該地域に住む人々、プロジェクト提携者の功績だと称賛した。ただ、供給量を増やすには数週間~数カ月を要する見込みだという。 臨床試験は、感染者と濃厚な接触があった家族ら4000人以上を対象に行われ、参加者の半数は即座に、残りの半数は3週間後にワクチンの投与を受け た。その結果、リスクのある人全てに即座にワクチンを投与すべきとの結論に至ったという。試験の暫定結果は英医学誌ランセットで31日、発表された。 ワクチンの安全性に関する新たな証拠が得られたことから、今後は13~17歳の子どもを含めて試験が行われる。対象年齢を6歳まで引き下げる可能性もあるという。 ワクチンはカナダ公衆衛生機関が開発し、米製薬大手メルクとニューリンクにライセンスが付与された。 エボラ出血熱は昨年に流行して以来、ギニア、シエラレオネ、リベリアの3カ国で1万1000人以上の死者を出してきた。最近の新規感染件数はピーク 時と比べれば少ないものの、根絶は依然として難しい状況だ。WHOは26日、7月第3週はギニアとシエラレオネで7人の感染が報告されたと発表。1週間の 感染者数としては過去1年間で最少になったという。