投稿

6月, 2010の投稿を表示しています

末端の医療機関に押しつけた分はどうなるのか・・?何で医療行政の失敗を末端の医療機関がカバーしなくてはならないのか?

輸入ワクチン853億円「無駄」に=ノバルティス社製も一部解約-新型インフル用  厚生労働省は28日、ノバルティス社(スイス)と輸入契約を結んだ新型インフルエンザ用ワクチン2500万回分のうち、未納入の約838万回分(約107億円)を解約することで同社と合意した。ただし既に製品化されているため、違約金約92億円を同社に支払う。  使われる見込みがなく、余剰となった輸入ワクチンへの支出額は、英グラクソ・スミスクライン社(GSK)製と合わせ約853億円となる。  ノバルティス社製ワクチンは、約1660万回分(約214億円)が納入済みだが、実際に使われたのは2465回分。すべて30日までに使用期限を迎えるため、同省は廃棄を決める一方、未納入の分について解約交渉を進めていた。  輸入ワクチンをめぐっては、GSKとも交渉したが、5032万回分(約547億円)は解約できなかった。  同社製ワクチンもほとんど使用されておらず、今後需要が増す見込みも少ないとみられることから、両社に支払った計約853億円は結果的に「無駄」になる。 時事ドットコム(2010/06/28-20:40)

こんな物かもしれない。鳴り物入りの電子政府と同じ壮大な無駄遣いだったりして?!「どこでもMY病院」なんて聞こえの良い事を言っているが新たな利権を生み出すための物では?

電子簡略医療記録の一元管理、有益性不明、英国調査 2010年06月21日 ソース:BMJ(論文一覧) カテゴリ: その他(関連論文) 文献:Greenhalgh T et al. Adoption and non-adoption of a shared electronic summary record in England: a mixed-method case study. BMJ. 2010;340:c3111 英国で開発中の電子簡略医療記録(SCR)の一元管理システムについて検討。プライマリ・ケア施設での時間外・予約なしの患者の診察で、SCR閲覧率は全体の4%、SCR閲覧可能な患者の場合で21%だった。著者らはSCR作成・活用のシステム構築は時間がかかる上、医師が閲覧しない可能性もあり、有益性は不明と指摘している。

集団生活をしているところではまだまだご用心。

防衛大学校で新型インフル集団感染、感染者は34人に/横須賀 カナコロ2010年6月24日  防衛大学校(横須賀市走水)で新型インフルエンザの集団感染が発生したことが24日までに、横須賀市保健所の調査で分かった。感染経路は不明だが、22日時点の患者数は34人に上っている。担当者は「感染の恐れは続いている。手洗いなどで予防に努めてほしい」と注意を呼び掛けている。  同保健所によると、18日に防衛大学校医務室から5人がインフルエンザに感染したと連絡が入った。その後、市が5人のウイルスを検査した結果、昨年流行した新型インフルエンザと同じ種類だった。同校では患者を隔離し、濃厚接触者を含めて外出を自粛させている。  横須賀市内で新型インフルエンザの感染例が確認されたのは今年になって初めてという。

新型を含む3種類混合になると、助成や補償は一般のインフルエンザワクチンの扱いになるのだろうか?ワクチン株の評価方法もいろいろ疑問点があるが・・・・?

インフルワクチンの製造株を決定  厚生労働省は6月23日、今年冬の流行に向けて製造する3価インフルエンザワクチンの株を決定した。新型が「A/カリフォルニア/7/2009(H1N1)pdm高増殖株X-179A」、A香港型が「A/ビクトリア/210/2009(H3N2)高増殖株X-187」、B型が「B/ブリスベン/60/2008」で、いずれも国立感染症研究所の推奨通り。近くメーカーに決定通知を発出する。  同日の厚生科学審議会感染症分科会予防接種部会で、同省の担当者が説明した。  それによると、このうちA香港型の株は、ワクチン株をフェレットに感染させて得られた血清中の抗体と流行が予測される株との交叉反応性試験で、流行株に対する効果が十分でない可能性が示唆された。ただ、この試験は時間的な制約のため、例年は行われていない。またWHO(世界保健機関)は、インフルエンザワクチン株の評価方法に「動物の血清を用いた免疫試験」を加える必要があるかどうか検討しており、この試験の評価は定まっていない。  過去には「動物の血清を用いた交叉反応試験」で有効性が懸念されたワクチンが、人に対しては有効だったとの報告がある。また、米国、欧州でも日本と同じ株を使用するという。  厚労省では、諸外国の評価・対応について情報収集する。また、ワクチンの有効性に関する臨床研究の実施について、その必要性も含めて今後検討する。 ( 2010年06月23日 20:58 キャリアブレイン )

「はやぶさ」に最後に一目地球を見せてあげるのも「ドラマ」だったのですね!感動!

ラスト・チャンスの地球撮像 姿勢系 橋本 樹明 私は姿勢軌道制御系の担当(*1)ですが、「はやぶさ」ではカメラを使って探査機の位置を決めることが重要であったので、航法カメラの開発も担当することになりました。カメラのハードウェアにはあまり詳しくありませんが、 「のぞみ」搭載カメラMICを担当していたことや、趣味が鉄道写真の撮影なので、撮像運用に関してはある程度経験は持っておりました。 ONCは、イトカワ離脱後は役目を終えたので、その後のトラブルに際して保温は断念しました。4年半、低温で放置されていたので、今回、正常に動作する保証はありませんでした。また、もし電源をオンした時にショートして探査機システムに影響を与えてはいけないので、回収カプセルを分離した後に初めて電源を入れる、という約束になっていました。すなわち、練習なしのぶっつけ本番です。さらに、4年半ぶりの運用と言うことで、コマンド手順や地上のデータ処理システムの使い方を全く忘れています。イトカワ着陸時に撮像運用に参加した科学者(*2)(*3)は、今は誰もJAXAにはいません。もう一人の航法担当者(*4)も、オーストラリアにカプセル回収に行ってしまいました。今、ONCを扱えるのは、私一人です。過去の資料を調べたり、どうしても思い出さないことはメールで関係者に展開して聞いたりしたのですが、もし私がダウンしたらこの撮像はできないので、体調管理にも気を遣いました。 また、「はやぶさ」も、以前の状態ではありません。自律制御用計算機も、2005年12月からオフのままですが、この状態で撮像をしたことはありません。イトカワ着陸時と同じコマンドが動作するのか、不安でしたが、事前に試験することはできませんでした。 さらなる難題は、カプセルを分離する際の衝撃で、探査機の姿勢は大きく乱れます。今や、ある程度大きなトルクを出せる制御装置はリアクションホイール1台しか無いので、姿勢の揺れを抑えることは困難です。それでも、姿勢系の白川さん(*5)が姿勢制御の方法を考えてくれて、なんとか地球を撮像できる見込みが出てきました。 そして、カプセル分離。予想通り、姿勢は大きく傾きます。姿勢が少し落ち着いたところで、カメラの電源を入れます。最初、赤いエラー表示がいくつか出て慌てましたが、これはまだCPUを動かしていないからで、CPUを起動

日本の政治家、官僚は良く読むように!君たちの大好きな米国では『科学技術への投資は、経済成長を促進し、何百万ものハイテクで高給の仕事を創造し、グローバル・エコノミーを米国人労働者がリードすることになる』と言っているぞ!

JAXAのサイトに掲載されている関係者の方(矢野 創さん)からの「約束」というタイトルの素晴らしいメッセージ 2010年6月13日 約束 サンプラ担当、SV、回収隊・方探班本部、科学・輸送班 矢野 創 はやぶさへ、 いまは6月13日朝。僕は、オーストラリアのウーメラ砂漠の宿で一人、君への手紙を書いている。 君が内之浦の5月晴れの空に吸い込まれていったあの日から、もう7年が過ぎたね。今朝のウーメラも、打上げの日の内之浦みたいに雲ひとつない青空で、窓から入ってくるひんやりした風が、心地いいよ。 「はやぶさ、いってらっしゃい。」 2003年。僕は、君のお腹の中にあるサンプラに、打上げ直前まで地球の汚染物質を入れないように窒素ガスを送り続けるため、科学者として最初に内之浦に入った。打上げ12時間前にM-Vロケット先端のフェアリングに包まれた君からガスチューブを抜いて蓋をする、最後の一人でもあった。フェアリングのアクセス窓を閉じたときに君にささやいたのが、この言葉。そのとき君はまだ「MUSES-C」と呼ばれていたけれど、僕は君の名付け親の一人だから、宇宙に出る前に、そっと君に名前を教えてあげたんだよ。 34mアンテナ下の管制室で、宇宙へ上昇する君の振動で全身で感じたあと、3か月間一緒に君の面倒を見ていたメーカーの技術者の方から「臍の緒です。」とプレゼントをもらった。パージラインのふただった。一生の宝物だ。 はやぶさ、君との旅には忘れられない場面は本当にたくさんある。でもそれらは全部、君が僕以上によく知っていること。今は残された時間で、君へ伝えたいことだけを書くよ。 はやぶさ、僕と君との出会いは君が生まれるずっとまえ、1995年に宇宙研でポスドクをしていたときに遡る。もっとも僕は、高校時代から日本と海外をふらふら渡り歩いていた。だから宇宙研での任期が終わって、1998年にヒューストンに異動したときに、君との縁も一度は切れた。でも、一年後には相模原に舞い戻った。出勤初日に君の初代プロジェクトサイエンティストで、僕の新しい上司の藤原顕先生から、「MUSES-Cのサンプラ開発から試料採取、世界中の研究者にサンプルを配るまで、面倒をみてほしい」と言われ、「わかりました」と約束した。そしてこの10年間、風来坊だった僕も日本に腰を落ち着けて仕事をして、愛する家族も持

「はやぶさ」が最後に撮った地球きれいだった。「はやぶさ」が夜空に散ってゆく様子も美しかった!!!ありがとう!!! 政治家や官僚が少しは感動していれば良いのだが・・・・???

はやぶさ、後継機の予算3000万に縮小…着手できず  宇宙航空研究開発機構は後継機「はやぶさ2」の計画を進めている。文部科学省は昨夏、今年度予算の概算要求に17億円を盛り込んだが、政権交代を受けた予算削減で3000万円に縮小。製造に着手できなかった。  はやぶさ2は、目標とする小惑星と地球の位置関係などから、2014~15年に打ち上げないと、次の機会は10年以上も先になる。来年度には製造に着手しないと間に合わない。川端文部科学相は11日、「(はやぶさの実績が)次につながるようにしたい」と述べた。  ただ、財政状況は厳しい。宇宙開発の今年度予算は3390億円で前年度比2・6%減。今後も大幅増は見込めない。はやぶさの快挙をどう生かすのか、注目される。 (2010年6月14日 読売新聞)

やはり小さな流行はある。

短信:市川・インフルエンザで学級閉鎖 /千葉  県は9日、市川市内の私立高校(全校生徒1349人)が1年生1学級(38人)をインフルエンザのため12日まで学級閉鎖すると発表した。クラス内で5人が感染しているという。インフルエンザによる学級閉鎖は今年度、千葉市以外では初めて。 毎日新聞 2010年6月10日 地方版

県内でも先日上田で学級閉鎖が出たりしているし、この接種率ではまた流行する可能性があるか?

【長野】 新型インフルワクチン接種、まだ市民の2割 松本市、引き続き呼び掛け 中日新聞2010年6月1日  松本市は、昨年10月から実施された新型インフルエンザワクチンの市民の接種率が21・0%にとどまったことを明らかにした。現在流行は収まっているが、再度の流行が起きる可能性があるとして、引き続き予防への注意喚起と必要に応じたワクチン接種を呼び掛けている。  松本地域の定点医療機関当たりのインフルエンザ患者届け出数は、昨年10月中旬に注意報レベルの10・0人を超え、11月上旬にピークを迎えた。今年1月以降は注意報レベルを下回り、現在収束している。  ワクチンの優先接種対象者の接種率は高く、医療従事者は78・5%、妊婦は51・2%、1歳未満の乳児と保護者は33・1%、1歳から小学3年生までの児童は48・6%、65歳以上の高齢者は31・3%に上った。だが市民の半数以上を占める優先対象ではない一般成人については、流行が収まった2月以降に接種が始まったこともあり、接種率は8・0%にとどまっている。  市健康づくり課の萩原良治課長は「今後の再流行も考えられるので、うがい、手洗いなどの予防を引き続き習慣付けてほしい。必要に応じて予防接種も受けて」と話した。 (坪井千隼)