11月中とは早いか
インフルエンザ 来週にも流行入りか 11月28日 12時15分 NHK News Web 全国のインフルエンザの患者数が1医療機関当たり0.94人と流行入りの目安となる「1」に迫っていて、国立感染症研究所は「去年より3週間ほど早く流行入りするとみられるのでワクチン接種など早めの対策をとってほしい」と呼びかけています。 国立感染症研究所によりますと、今月23日までの1週間に全国およそ5000の医療機関から報告されたインフルエンザの患者数は、前の週の2.6倍に当たる4619人に上りました。 この結果、1医療機関当たりの患者数は0.94人と、全国の流行入りの目安とされる「1」に迫る値となりました。 都道府県別に見ますと、岩手県が6.2人、福島県が2.76人、神奈川県が1.96人、東京都が1.92人などと東北や関東で感染が拡大しています。 イ ンフルエンザの流行入りの発表は去年、12月27日でしたが、ことしは3週間ほど早い来週になると見込まれるということです。またことし9月以降に検出さ れたウイルスのタイプは、高齢者で重症化しやすいとされるA香港型が全体の9割近くを占めていて国立感染症研究所の砂川富正室長は「去年に比べ流行の立ち 上がりが早く、早めの対策が必要だ。本格的な流行になる前にワクチン接種や手洗いなどの対策を徹底してほしい」と呼びかけています。