まだまだ出てくるのではないでしょうか?不安です。

スペインで看護師がエボラ出血熱に感染

The Wall Street Journal 2014 年 10 月 7 日 08:22 JST
シエラレオネでエボラ出血熱に感染したマヌエル・ガルシア修道士が入院し看護師が感染したマドリードの病院 EPA
 【マドリード】アフリカでエボラ出血熱に感染してスペインに帰国した医師・修道士の治療に当たっていたマドリードの病院の女性看護師がエボラ出血熱に感染した。西アフリカ以外での感染は初めて。
 この看護師は、9月25日にエボラ熱で死亡したマヌエル・ガルシア・ビエホ修道士(69)の治療チームに加わっていた。同修道士はシエラレオネの病院で医長を務めている間に感染した。
 スペインのマト保健相は記者会見で、スペインの当局者はエボラ熱の感染経路や感染の拡大の防ぎ方について「世界保健機関(WHO)の全ての指針に忠実に従っている」と述べた。
 同国の医療従事者の団体は今回の感染を受け警告を発したが、政府は危機的な状況ではないとしている。同保健相は「安心してほしい。われわれは患者や医療従事者をはじめとする国民のため、あらゆる措置を取っている」と語った。
 保健当局者は、この看護師はガルシア氏が生きていいる間に彼と接触し、死後にはその着衣に触れたと述べた。看護師は9月30日に微熱を発し、10月5日にマドリード郊外の病院に入った。その後2回の検査で陽性反応が出た。2回目の検査は6日に行われた。
  マドリードのプライマリーヘルスケア担当部局のディレクター、アントニオ・アレマニー氏によると、看護師の容態は安定しており、熱は38.6度を上回って いないという。同氏は、看護師が最近接触した人の数を把握しようとしており、また、接触した人たちの体温を1日に2回測っている。看護師は既婚者で、子供 はいない。
 看護師はマドリードのカルロス3世病院でガルシア氏とミゲル・パハレス神父の治療に当たった30人の医療チームのうちの1人。同神父は8月、リベリアから飛行機で搬送されてきた5日後に死亡した。この医療チームのメンバーは全て監視下に置かれているという。
 アレマニー氏はスペイン国民に冷静になるよう求めるとともに、エボラ熱は感染者の体液に直接触れることによってのみ感染すると繰り返した。
  一部の医療従事者の団体は、今回のケースでエボラ熱患者のスペインでの治療に際してはマニュアルや医療施設の再点検が必要になるとしている。スペイン一般 看護協議会のトップ、マキシモ・ゴンサレス・フラド氏は、通信社EFEに対して、「指針が正しいのか正しくないのか確認し、こうしたケースが再発しないよ うにすべきだ」と話した。
 医師の団体であるAmytsのダニエル・ベルナベウ会長 は6日、このニュースで「恐怖と憤りの混じったものを覚える」とし、「治療は確立された指針に従って行われたが、感染が起きた状況を正確に分析する必要が ある。政府は(感染者との)どのような接触にもリスクがあることを念頭に置かなければならない」と語った。
 同会長は8月、パハレス神父をリベリアで治療するのではなく、スペインに戻した決定に疑問を呈し、スペインの医療施設はこの病気に対処できる準備ができていないかもしれないと述べている。
 WHOによると、今回のエボラ熱の流行での死者は3400人以上と推定されている。

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