投稿

2月, 2018の投稿を表示しています

やれやれ・・・。またまた「ステトスコープ・チェロ・電鍵」さんのブログから。

エンゲル係数上昇はアベノミクスの成果と胸を張る安倍首相  国会で、アベノミクス開始後エンゲル係数が著るしく上昇していると指摘された安倍首相が、あたかもアベノミクスで豊かになったためという珍妙な答弁をして話題になった。エンゲル係数は、総収入に占める食費支出の割合であり、これが上昇することは、貧しくなっていることを意味するということは、経済学の初歩だ。内閣府の分析でも、エンゲル係数上昇の半分は、食品の値上がりによるとされている。分母となる実質収入も減っている。 一方、国民の実質収入は減少し、消費が低迷していることも分かっている。 ニッセイ基礎研究所の論文。 こちら。 家計収入が減少したことにより、貯蓄率が減り、消費が低迷していることを述べている。 明石順平著「アベノミクスによろしく」では、実質民間最終消費支出がリーマンショック後右肩上がりだったものが、2013年を316.2兆円をピークとして、2014年 307.2兆円、2015年 306.7兆円と減少している。別なソースでは、2016年には308.5兆円とやや持ち直したが、アベノミクス開始前のレベルには戻っていない。 GDPの6割は、内需によると言われている。国民が貧しくなり、消費が低迷する現状は、アベノミクスとやらが完全な失敗であることを意味している。芸能人たちと一晩に100万円の会食を繰り返している安倍首相には、エンゲル係数の上昇を肌で感じることはできないのだろう。 以下、引用~~~  2月3日付東京新聞 エンゲル係数 国民の暮らしを見よ アベノミクスによって国民生活は苦しくなった-。国会論戦で「エンゲル係数」を基にした追及があった。所得の伸び悩みや節約志向、生活苦が表れた指標だ。首相は国民の暮らしを見ているのか。  家計の消費支出全体に占める食費の割合が「エンゲル係数」である。高いほど生活水準が苦しい。  直近の二〇一六年は25・8%(総務省調べ)と 二十九年ぶりの高水準だった。 四年連続の上昇だが、 最近三年の伸びが著しい。 G7(先進七カ国)の中ではトップのイタリアに肉薄している。  先月末の参院予算委員会で民進党の小川敏夫氏が「アベノミクスが始まって五年たつが、エンゲル係数は顕著に上昇している。国民生活は苦しくなったのではないか」と質(ただ)した。  安倍晋三首相は「エンゲル係数は上昇傾向にあるが、