高コレステロール血症、2遺伝子変異で重症に 循環器病センター

2016/2/13 21:26 日経Web

 国立循環器病研究センター研究所は13日までに、遺伝性の高コレステロール血症の患者で2つの遺伝子が同時に変異していると心筋梗塞などのリスク が高まるとする研究成果を発表した。リスクが高い患者を早期に見つけることができ、生活改善などによって発病予防につなげたい考えだ。
 患 者224人から採血し、遺伝子を分析した。血中のコレステロールを取り込む受容体を作る「LDLR」遺伝子と、受容体の分解に関わる「PCSK9」遺伝子 の一部の両方に変異があると、心筋梗塞か狭心症を患う人の比率は71%に達し、LDLR遺伝子だけが変異した場合の31%に比べて高まった。
 両遺伝子に変異が起きると、悪玉とされるLDLコレステロールの血中濃度の値も高まった。
 遺伝子を調べればこうしたリスクを予測できる。リスクが高い人も、野菜の摂取量を増やし適度な運動をするなど、生活習慣を改善することでリスクを下げられるという。

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