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ダニ媒介性脳炎の男性死亡 北海道で国内初 後遺症残る場合も…

 北海道で先月、ダニに噛まれて髄膜炎や脳炎などを発症して入院していた男性が死亡した。「ダニ媒介性脳炎」による死亡例は国内では初めてだとして、国立感染症研究所などが予防対策を呼びかけている。

 北海道によると、男性は先月中旬、ヤブの中で作業中にマダニに噛まれ、ダニ媒介性脳炎を発症。麻痺や意識障害、痙攣(けいれん)などの症状を訴え、髄膜炎や急性脳炎を発症して7月25日に入院し、今月13日に死亡した。

 国内での感染は、1993年に北海道渡島管内で酪農家の女性が発症。退院して2年経っても麻痺の後遺症が残ったケースが報告されている。

 ダニ媒介性脳炎は、蚊が媒介する日本脳炎と同じ、フラビウイルスによって引き起こされ、世界では毎年6000人以上が感染している。

 国立感染症研究所によると、症状はロシア春夏型と中部ヨーロッパ型の二つに分かれ、いずれも7〜14日間の潜伏期間をすぎた後、頭痛や発熱、吐き 気などの症状を訴え、重症化すると痙攣やめまい、知覚異常、精神錯乱などの脳炎症状が出る場合もある。1993年に北海道の酪農家が感染したロシア春夏型 の場合、致死率は30%と高く、国内では治療法やワクチンがない。

 国立感染症研究所は、マダニの活動が盛んな春から秋にかけて、草むらやヤブで作業する場合は、長袖・長ズボンを着用したり足を完全に覆う靴や手袋などをして肌の露出をできるだけ少なくするよう注意を呼びかけている。
マダニ
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