確かに元日の当番医は8割ノロウイルス性胃腸炎、2割インフルエンザという感じでした。
ノロ流行はピーク越えも 感染研、インフルは増加
共同通信社
1月4日(金) 配信
全国の定点医療機関から毎週報告されるノロウイルスなどの感染性胃腸炎は前の週から減少に転じた一方、インフルエンザ は2倍近くに増えたことが、国立感染症研究所の集計で28日分かった。厚生労働省は「ノロウイルスはピークを越えた可能性があるものの、依然として高水準 で油断できない」として、感染防止策の徹底を呼び掛けている。
感染症の動向調査によると、10~16日に報告された感染性胃腸炎の患者数は1医療機関当たり19・23人で、前週の19・62人からわずかに減った。
感染性胃腸炎は12月ごろにピークを迎え、通常はその後患者数が急速に減る。しかし、遺伝子変異が起きた新種のノロウイルスが全国的に広がっていることや、宮崎県日南市の病院で入院患者6人が死亡するなど全国で集団感染が相次いでいることから、引き続き注意が必要だ。
インフルエンザは流行本格化の兆しを見せている。前回のまとめでは、全国的な流行開始の指標である1医療機関当たり1・00人を今シーズンで初めて上回る1・17人だったが、17~23日分の最新データは約2倍の2・23人になった。
例年は職場や学校が休みになる年末年始を過ぎると患者数が急増する。ピークは1月下旬から3月にかけてで、ここ10年では2005年に、1医療機関当たりの患者数が50人に達した。
厚労省結核感染症課は「ノロウイルスにまだ警戒が必要な中でインフルエンザの心配が高まってきた。手洗いなどの予防策にさらに力を入れてほしい」としている。