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日刊スポーツも良い記事を載せている。

渡辺謙、新国立2520億円に苦言「不思議…」

新国立競技場問題に苦言を呈す渡辺謙のツイッター 
新国立競技場問題に苦言を呈す渡辺謙のツイッター
 2520億円の巨額整備費に批判が集まる、2020年東京五輪・パラリンピックのメーン会場・新国立競技場の問題に俳優渡辺謙(55)が苦言を呈 した。現在滞在中の米ニューヨークから8日(日本時間同日)、自身のツイッターで意見を発信した。一方、日本スポーツ振興センター(JSC)は9日にスタ ンド工区を担当する建設会社と契約を結んだ。
 「不思議なニュース-」
 そう切り出す渡辺のツイッターは現地時間8日午前6時56分に投稿された。米国から母国の動きを憂う意見を投稿した。新国立競技場の整備に2520億円が投入される問題で、早朝から怒りをあらわにした。
 「一杯国に借金があって建て直さなくちゃいけないのに、ずーっとお金がかかり続ける体育館を建てて世界に驚いて貰おうとする」
 そう続け、母国のバブリーな思考を懸念した。
 渡辺は現在、公演中のブロードウェーミュージカル「王様と私」で主演し、米国に滞在中。惜しくも受賞は逃したが、4月には米演劇界最高の栄誉とされるトニー賞のミュージカル部門主演男優賞候補に選出された。世界的俳優が声を上げ、一気に議論が活発化する可能性もある。
 7日には大会組織委員会の森喜朗会長、舛添要一都知事らが出席した有識者会議が開かれ、現行案が承認された。しかし、国民からは多くの疑念が湧 き、国会でも紛糾。そんな混乱の中、新国立競技場建設の事業主体であるJSCは9日夕、建設会社・大成建設と建設資材の発注等で約33億円の契約を結ん だ。JSCが施工業者と契約を結ぶのは初めて。
 JSCが7日に発表した資料によると、完成後50年の大規模改修費を約1046億円と試算。毎年の運営収支はわずか約3800万円の黒字で、実質的に毎年約20億円の赤字となる。ずさんな計画のまま、10月に着工する。渡辺はこうも続けた。
 「建てちゃったから使わないと勿体ないと発電所を動かそうとする。事故が起きて人が住めなくなったことは、もう忘れたんだ。あちこちで火山は噴火してるのに」(ツイッターの内容はいずれも原文まま)。
 東京電力福島第1原発の事故にも言及し、負のスパイラルに陥ろうとする母国に警鐘を鳴らした。
<新国立競技場問題の経緯>
 ▼12年11月15日 JSCは国際公募でザハ・ハディド氏の事務所のデザインを選出。整備費を1300億円と見積もる。
 ▼13年10月23日 下村博文文部科学相が、整備費は最大約3000億円になるとの試算を明らかにする。
 ▼11月26日 JSCの有識者会議が整備費を1852億円(解体費67億円を含む)に抑える修正案をまとめる。
 ▼14年5月28日 JSCの有識者会議が基本設計を了承。整備費の見通しは1625億円に。
 ▼15年6月29日 下村文科相がアーチ構造を維持し、整備費は2520億円になると表明。
 ▼7月7日 JSC有識者会議が実施設計を了承。

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