確かに昨年より年代層が上がっている。出来るものならワクチン接種を早急に!

インフルワクチン接種「最後のチャンス」 県内に注意報

2011年1月20日
 県は19日、インフルエンザ注意報を発令した。流行が本格化する中、広島市で14日に講演した国立感染症研究所の安井良則主任研究官は、今季は乳幼児や若い患者が増えていると指摘。流行のピークに備え、「今が感染予防の効果がある最後のチャンス」と話し、ワクチンの接種を呼びかけている。
 注意報の発令は、10~16日のインフルエンザ患者数が急増したため。県によると、西部東保健所の管内(東広島市、竹原市、大崎上島町)で、定点の医療機関1カ所当たりの患者数が10.60人となり、注意報の基準(10人)を超えた。呉市で9.69人、広島市で7.57人、福山市で4.28人などとなっている。
 安井さんは、2009年に新型インフルエンザが国内で初めて発生した際、初期の感染者が見つかった兵庫や大阪の状況を検証する調査に携わってきた。今季は全国的に、従来なら学校が休みで患者数が減るはずの年末年始で、逆に増えたことに注目。「心配していたら、年明けに急増した」と話した。
 中国地方については「福岡や佐賀で、定点観測している医療機関当たりの受診者が10人を超えるなど急増している。山口を経て、広島や岡山もじきに急増するだろう」との見通しを示した。
 インフルエンザの種類については、全国データをもとに「当初は、季節性が多かったが、新型の流行が全国的に広がってきている」という。
 感染者の年齢について、「昨季は学校現場が流行の中心。今季もその傾向だろうが、学校に通う5~19歳の周辺年齢にあたる、5歳未満の乳幼児と20~30代の若い世代の患者が増えている」と注意を促した。
 鳥取県境港市でワクチンを接種していない30代女性が今月8日、インフルエンザに感染して亡くなった。同県が県民のワクチン接種率を調べたところ、15歳未満が45%、15~65歳未満が20%、65歳以上が52%だったことから、同県あげて接種を呼びかけ始めた。
 英国では、65歳未満の成人で死亡例が出ており、そのうちほとんどがワクチンを打っていないという世界保健機関(WHO)の調査結果を紹介。若い世代でも、重症化すれば死に至る場合があるとして、「ワクチンを接種してから抗体ができるのに2週間かかるが、今なら2月初めごろの流行ピークまでに効果が表れる。とにかく今すぐワクチンを打ってほしい」と話した。(錦光山雅子)

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