インフルエンザ患者数(11月29日~12月5日)は、1機関当たり長野が0・43人と4週連続で増加。

ワクチン接種、早めに 甲信越、インフル流行の兆し 学年学級閉鎖相次ぐ

産経ニュース 2010.12.11 01:52
 インフルエンザが甲信越で流行の兆しを見せ始めた。患者数は国が定める流行開始の「目安」には達していないが、長野県ではすでに今季初の集団発生があり、新潟でも12月に入って学年学級閉鎖が相次いだ。今シーズンの流行は季節性と予測されており、各県は「これから寒くなって件数も増える」と警戒。うがいや手洗いとともに、ワクチン接種などの予防が重要だと呼び掛けている。
 定点医療機関から各県に報告されたインフルエンザ患者数(11月29日~12月5日)は、1機関当たり長野が0・43人と4週連続で増加、山梨は0・50人、新潟は0・08人だった。
 各県とも流行開始の目安である1・0人は超えていない。しかし、長野は6日、北佐久郡内の小学校で今季初のインフルエンザの集団発生があったと発表した。佐久、上田両保健所管内で患者の届け出が増えており、全域への拡大を懸念する。新潟では12月初旬に上越市内の小学校で学級学年閉鎖が相次いだ。山梨は「広がる傾向はないが、新型、季節性と関係なく、動向を注視したい」としている。
 ■ワクチン流通量十分
 インフルエンザの感染と重症化の予防にはワクチン接種が有効。昨年は新型インフルエンザの流行でワクチン流通量が全国的に不足したが、今年は十分な量が確保されているという。新型と季節性の両方に対応するワクチンが開発されて、10月から全国一斉で接種が開始。自治体などは接種費用の助成制度を設けて、接種を後押しする。
 インフルエンザは典型的なシーズンだと1月以降にピークを迎える。国立感染症研究所の調査で、乳幼児や50代以上の中高年の7割以上が新型インフルエンザへの免疫(抗体)を持っていないことも判明。重症化の懸念がある未接種の乳幼児や高齢者はインフルエンザの流行本格化の前に、ワクチン接種という備えが重要な防御策となりそうだ。

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