朗報ではあるが、やはり心筋炎は恐ろしい。今までも新型インフルエンザによる死亡例の中で心筋炎らしき転帰の人が何人かいたが・・。

大垣市民病院 心筋炎併発の新型インフル患者 人工心肺で救命成功

 大垣市民病院(大垣市)は14日、新型インフルエンザに感染し、劇症型心筋炎を併発した女性(44)の救命に成功したと発表した。患者は心停止状態になったが、体外式補助人工心肺(PCPS)で回復した。日本循環器学会は「新型インフルエンザと劇症型心筋炎の合併症患者をPCPSで救命した例は、日本ではないのではないか」としている。
 同病院によると、女性は11月13日に肺炎の疑いで入院し、遺伝子検査で新型インフルエンザと判明。急激に症状が悪化する劇症型心筋炎を併発していることも確認された。翌14日、心機能の低下で一時心停止状態になったが、PCPSで治療したところ、次第に心機能が回復したという。女性は今月15日に退院する予定。
 同病院は1989年にPCPSを導入。この20年間に治療を受けた20人のうち、完全に社会復帰した割合は65%という。曽根孝仁院長は「新型インフルエンザで劇症型心筋炎になることが裏付けられ、その患者の救命にPCPSを使って成功した」として、近く日本循環器学会で論文を発表する。厚生労働省では「貴重な事例であり、学会と一緒に分析してほしい」としている。
(2009年12月15日 読売新聞)

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