最初の頃から極度の肥満はRisk factorと言われていましたが?

BMI30以上の肥満もハイリスクの疑い――新型インフル最前線講演会レポート1


CareManagement Online 投稿者: cmo7 投稿日時: 2009-12-1 16:00:00 (388 ヒット)
日本パスツール協会は、11月30日、新型インフルエンザをテーマにした無料講演会を開催した。「国境なき感染症と闘う日仏協力“ルイ・パスツールの夕べ”」のチャリティーイベントの一環で開かれた講演には、講師役の国立感染症研究所インフルエンザウイルス研究センター長・田代眞人氏が急遽欠席となり、同研究所所長の宮村達男氏自らがスライドを使用して講義を行った。
宮村氏は、講演の冒頭で国立感染症研究所の概要について触れ、1947年に設立された同研究所は今年10月現在で1,048名の職員が所属し、戸山庁舎、村山庁舎、ハンセン病研究センターのうち、戸山庁舎で今年4月に新型インフルエンザの研究をスタートしたと報告した。
インフルエンザの特徴について、宮村氏は「潜伏期間は1~4日ととても短く、咳・くしゃみによる飛沫感染など感染力は強いものの、感染しても大半は比較的軽症のまま数日で回復する」ことをあげた。
発症した患者データによると、今回の新型インフルエンザでは特に19歳以下の若年層に発症が集中し、受診者数のデータでは10~14歳、入院者数では5~9歳がトップと受診・入院で年齢層が違う特徴も指摘した。
インフルエンザ重症化例では50~80%が、慢性の肺疾患、心血管疾患、腎、肝、血液、糖尿病を含む代謝性の疾患など基礎疾患を抱える人にみられ、このほかに新型インフルエンザにおけるハイリスク群と疑われる要因にはBMI30~40の肥満もあげられた。
今話題になっている新型インフルエンザは、1918年のスペイン風邪にみられた、新種のインフルエンザウイルスが人から人へ感染し世界的な大流行となる「パンデミック」が恐れられているが、宮村氏は、A・B・CとあるインフルエンザウイルスのうちA型のH1N1亜型にあたるが、H1N1~H16N9までに分類する“亜型”はHA亜型が16種類、NA亜型が9種類と計144もの組み合わせになることを説明し、変異する型を予測して治療法を確定する難しさを訴えた。

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