これでますます病院と診療所の役割分担が不鮮明になっていく。診療所はさらに苦しくなり、病院もこればかりのUpでは今の赤字補填にもならない。マニフェストは何だったのだろう。


診療所再診料引き下げへ 病院をアップ、一本化 厚労省が方針

2009年12月28日   提供:共同通信社
 厚生労働省は26日、病院に比べ高く設定されている診療所(開業医)の再診料について、2010年度の診療報酬改定で引き下げる方針を固めた。現在710円の診療所を引き下げる一方、600円の病院を引き上げて650円前後で一本化する考え。年明けに厚労相の諮問機関、中央社会保険医療協議会(中医協)に提案する。
 診療所の再診料引き下げは、行政刷新会議の事業仕分けで強く要望する意見が挙がっていた。厚労省は、10年度改定の報酬増額が想定よりも小幅に決まったことから、疲弊が著しい救急医療などに重点配分するための財源として、診療所の再診料を圧縮する。
 厚労省によると、診療所の再診料10円は、医療費ベースで約100億円、病院では同10円が約50億円に相当。診療所を下げる形で一本化すれば、かなりの財源を工面することができるという。
 中医協は既に、診療所と病院の再診料を一本化することで合意。医師ら「診療側委員」は診療所は引き下げず病院を引き上げることを条件としたのに対し、健康保険組合など「支払い側委員」は診療所の引き下げを求めている。
 診療所の再診料引き下げをめぐっては、前回の08年改定で焦点になったが、開業医の意向が反映しやすい日本医師会(日医)の幹部も務める中医協委員の反対で見送られた。今回も開業医を中心に猛反発が予想されるが、政権交代後に日医幹部は委員から外されている。
▽再診料
 診療所(ベッド数0~19床)や200床未満の中小病院で病気やけがの治療を受けた時に、2回目以降にかかる基本料。診療所は710円、中小病院は600円。診療所は外来を、病院は入院を重視するとの国の政策で診療所を高く設定している。200床以上の大規模病院では、2回目以降の受診には別の外来診療料(700円)が適用される。初診料はいずれも2700円。

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