季節性ワクチンの接種終了前に、新型インフルエンザが蔓延し、さらに新型ワクチンの予約が殺到して外来どころではありません!

新型インフル受診者急増 医師らの負担重く


11月1日(日)信濃毎日新聞WEB

 新型インフルエンザの感染拡大で、市町村などの夜間急病センターや休日当番医の受診者が急増している。スタッフを増員したり、当番医を増やしたりして対応するところもあるが、医師らの負担は重く「人員を増やし続けるのは難しい」との声も。感染者が集中することで、ほかの病気の患者に感染する懸念もある。関係者は「流行の状況に応じて、熱がそれほど高くなく、食事ができて元気があれば自宅で様子を見るなど上手に利用してほしい」と呼び掛けている。
 週末も含め、毎日午後7~11時に松本市医師会の医師らが交代で診察する同市小児科・内科夜間急病センター。31日は11人が午後7時前に受け付けをし、10分前倒しして診察を始めた。その後もマスクをした親子らが次々と訪れ、同15分には待合室がいっぱいに。駐車場も混雑し、同日から市職員が誘導を始めた。
 3歳の次男が同日、39度の熱を出したという東筑摩郡波田町の会社員男性(35)は「インフルエンザがはやっているので心配。保育園や会社の仲間に感染を広げてもいけないし」と順番を待っていた。
 同センターで10月1~30日に受診した人は小児科916人、内科334人の計1250人で、昨年10月のほぼ2倍。特に週末と祝日に集中するという。日曜日だった25日の受診者は84人に上り、小児科の65人のうち21人がインフルエンザに感染していた。
 24時間・年中無休で診察していた市内の小児科医院が昨年末に閉院した影響もあるとみられるが、「この時期にこれだけの患者は従来にない。新型の影響は大きい」と市医務課。季節性の流行に合わせて例年12月半ばから行う週末や祝日のスタッフ増員を急きょ前倒しし、午後9時まで詰める医師や看護師、薬剤師、事務員も1人ずつ増やして計12人態勢にした。
 諏訪広域連合の諏訪地区小児夜間急病センター(諏訪市)の受診者も、週を追うごとに増加。4~10日は66人だったが、18~24日は115人に。通常1人の担当医師を、10月からは必要に応じて2人にできるようにした。
 長野市や上田市、飯田市なども同様の傾向。飯田市休日夜間急患診療所では、患者の半数にインフルエンザ簡易検査を実施した日もあるという。岡谷市と諏訪郡下諏訪町は両市町で1日1カ所だった休日当番医を、11月から12月末まではそれぞれ1カ所にすることを決めた。
 県内でも11月から、妊婦ら優先対象者への新型インフルエンザワクチンの接種が始まるが、感染者数の抑制につながるかどうかはまだ不透明。松本市医師会の杉山敦理事は「夜間急病センターでは重症者をきちんとピックアップしたい。そのためにも(日常の予防策などで)感染者の集中を抑えることが大切だ」と話している。

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