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ワクチン一般接種 広がる戸惑い、混乱 国の方針転換で右往左往:インフルエンザ

2009年10月30日 提供:毎日新聞社

新型インフルエンザ:ワクチン一般接種 広がる戸惑い、混乱 国の方針転換で右往左往
 ◇割当総量不明、予定立たぬ
 流行の拡大を追いかけるように30日から始まった新型インフルエンザワクチンの一般への接種。国の方針が固まらず、接種回数や時期、輸入ワクチンの扱いなどでは、あいまいさも残ったままのスタートになった。手探りの対応を迫られている自治体や医療機関では、混乱や戸惑いも広がっている。【まとめ・清水健二】
 ■回数
 多くの都道府県の担当者が口にするのが、接種回数の決定などを巡って混乱した国への不満だ。厚生労働省は都道府県への1回目のワクチン配分が終わった後の今月20日になって、20-50代の医療従事者への接種回数を2回から1回に変更。13歳以上については、専門家会議が16日に1回接種の方針をまとめたが、20日になって「当面は2回が前提」と改めた。しかも、今後の臨床試験の結果によっては再び「1回」となる可能性がある。
 大阪府地域保健感染症課は「国がクルクル方針を変え、右往左往して身動きが取れない」、愛媛県健康増進課は「職員は休日返上で準備している。現場の事情を分かっていない」と批判。山梨県健康増進課は「地域ごとに(状況が)異なるのに、国が全体のスケジュールを示すのは、かえって混乱を生むのでは」と指摘する。神奈川県の担当者は「全国一律の日程にする制度設計に無理がある」と話す。
 ■不足
 ワクチンの不足を嘆く声も多い。三重県は医療機関からの希望数が配分を上回っているため、接種予定者数に応じて希望数の2-8割分を配る。群馬県では、11月上旬の接種開始時には1万5000人分しかないため、医療機関から「予約を取りたいが大丈夫か」といった質問が相次いでいるという。
 また、ワクチンは10ミリリットルと1ミリリットルの2種類があるが、医療機関では大人なら2回で使い切れる1ミリリットルの方が「余る心配がない」と人気が高い。このため埼玉、福岡、佐賀県などは医療機関への配分に苦慮しているという。鳥取県の担当者は「県への割当総量が見えない中でスケジュールを立てるのはきつい」とこぼす。
 ■問い合わせ
 都道府県は、住民からの問い合わせの対応にも追われている。
 熊本県健康危機管理課は「県民からの電話に担当係だけでは対応できず、別の職員も入っている」。
 茨城県には「小学生を優先してほしい」との要望が来ているという。栃木県は、接種開始日を既に決めているものの、電話が殺到して医療機関が混乱するのを避けるため、11月2日まで公表しないことにした。

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