季節性インフルエンザワクチンの接種を続けながら、もう新型インフルエンザの患者さんが多く来院しているのに、さらに新型のインフルエンザワクチンを別枠で日や時間を変えて打つなんてどうやったら出来るのか!?

新型インフル ワクチン接種体制に苦慮 

県内医療機関 「季節性」は不足感
人工透析を受けながら、新型インフルエンザの予防接種を受ける患者(6日、済生会前橋病院で)  新型、季節性を問わず、インフルエンザワクチンの納入計画や接種体制に悩む医療機関が出てきている。新型ワクチンの優先接種対象者が予想より多かったり、季節性ワクチンの接種希望者が殺到したりするなどの例もあるようだ。
 新型ワクチンについては、県内では医療従事者に続いて、重い基礎疾患を持つ人や妊婦を対象とした優先接種がすでに始まっている。感染すると重症化するおそれがある人たちだ。
 済生会前橋病院(前橋市上新田町)でも5日から、入院患者や透析治療を受けている患者らに新型ワクチン接種を始めた。その一方で季節性ワクチンの接種希望者が次々と訪れ、一時、病院内は混乱した。
 季節性ワクチンの製造量が少ないことに加え、季節性のワクチンに新型インフルの予防効果があると勘違いして来院する人も少なくないためだ。同病院が年末までの接種を見越して確保した季節性ワクチン600人分は6日、底をつき、入荷は未定という。
 国立病院機構高崎総合医療センター(高崎市高松町)でも、新型ワクチンの接種体制を整えるのに苦慮している。「入院患者で、新型ワクチンの接種対象となる人については現在、ワクチンの数量を確保済み」とする。だが今後、幼児など入院患者以外への接種が始まった場合、「こちらが希望する数や時期通りにワクチンが届くか分からない」と不安をのぞかせる。
 県保健予防課によると、国から出荷され、県内の医療機関にすでに配分された新型ワクチンは約3万9000回分。さらに6日以降、11月下旬までに、約12万8000回分が出荷される予定だという。
 各医療機関にワクチンが届き、接種できる時期は少々遅れる可能性もあるが、同課では「当初の国の計画で11月中に接種が可能とされた基礎疾患を持つ人や妊婦への接種に関しては問題ない数を確保している。かかりつけ医と相談、予約の上、接種してほしい」とする。年末から来年にかけて対象が広がる幼児や小学生などについても、必要数は確保できるとしている。
 一方、季節性のワクチンは、新型ワクチンの製造が優先された結果、例年より2割ほど製造量が少なくなり不足感が広がっている。だが、県薬務課によると、今後、製造、出荷されるものもあるという。同課は「医師へ相談などして、自分に接種が必要か見極めた上で冷静な判断をしてほしい」と呼びかけている。
(2009年11月7日 読売新聞、群馬)

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